自分で作れる！カーキ色を簡単に調合する方法

カーキ色と聞いて、どんな色を思い浮かべますか？

多くの人が緑系の色をイメージするでしょう。実際、本来のカーキ色はベージュ寄りの土色ですが、ファッションでは緑がかった色として使われることが一般的です。

迷彩柄の服やアウトドア用品などに多く使われるカーキ色は、自然を描くときに欠かせないアースカラーでもあります。

ただし、一般的な絵の具セットにはカーキ色が含まれていないため、自分で作る必要があります。緑っぽいカーキ色やベージュ寄りのカーキ色など、用途や好みに合わせた調合が可能です。この記事では、絵の具を使って簡単にカーキ色を作る方法をご紹介します。

カーキ色を作る2つの基本方法

カーキ色を作る方法は主に2種類あります。

それぞれの手順を詳しく見ていきましょう。

青、黄、赤の3色を使ってカーキ色を作る場合、基本の比率は青:1、黄:2、赤:1です。

まず黄色に青を少しずつ混ぜて黄緑色を作り、次に赤を少しずつ加えながら希望の色合いに近づけていきます。この方法を使うと、土っぽい落ち着いたカーキ色が完成します。

ポイント: 混ぜる色の種類や量を調整することで、色合いを微妙に変えられます。青を多めにすれば緑が強調され、黄や赤を多めにすればベージュ寄りの柔らかなカーキ色になります。

もう一つの方法は、緑色と茶色を使ったシンプルな調合です。

緑:1、茶:1の比率で混ぜると、自然なカーキ色が作れます。緑を多めにすると緑がかった色に、茶色を多めにするとベージュ寄りの色合いになります。

また、水彩絵の具を使う場合は、水の量を調節することで、柔らかい色合いや濃淡を作り出せます。例えば、緑を塗った後に薄めた茶色を重ねると、単に混ぜるだけでは表現できない独特の風合いが生まれます。

注意: 紙が傷まないよう、同じ場所を何度も塗り重ねるのは避け、2〜3回程度に留めましょう。

カーキ色は、その落ち着いた色合いから、アウトドア用品やミリタリーファッションで広く活用されています。

絵画やイラストでは、木々や植物の葉を描くときの表現色として使えるほか、影を描く際にも役立ちます。例えば、芝生の影をカーキ色で表現すると、自然で奥行きのある仕上がりになります。

さらに、カーキ色は鮮やかな色との相性も良く、黄緑や黄色と組み合わせると、それらの鮮やかさを引き立てる効果があります。

ファッションでは、肌馴染みの良さから、どんなスタイルにも合わせやすい万能色として人気です。ネイルアートに取り入れると、控えめで洗練されたデザインが楽しめます。

カーキ色は、アースカラーの中でも特に柔らかく落ち着いた印象を与える色です。そのため、様々な用途に適応できる万能色といえます。

今回ご紹介した調合方法を使えば、簡単に自分好みのカーキ色を作ることができます。緑寄りやベージュ寄りなど、目的に合わせてアレンジしてみてください。

ぜひこの記事を参考に、理想のカーキ色を作り出し、創作活動に役立ててください！