お餅が余ったら、多くの方が冷凍保存すると思いますが、急いで温めたい時には電子レンジが大活躍します。
ただ、電子レンジで加熱すると、お餅が皿に強くくっついてしまうことがありますし、洗うのが一苦労になることも。また、冷凍されたお餅は温めると硬くなりがちです。
この記事では、そんな時に役立つ、電子レンジでお餅をふんわりと温め、皿にくっつかない方法をご紹介します。
電子レンジでお餅をくっつかずに温める方法
電子レンジを使ってお餅を温める際、少しの工夫でお餅が皿にくっつくのを防げます。ここでは、そのための4つの簡単な方法をお伝えします。
個人的には水を垂らす方法だと、水分量のコツがつかめるまでは失敗することもあるため、クッキングシートを使う方法を選んでいます。ただし、餅によっては硬くなることもあります。
方法1:水を加える
お餅を入れる容器に適量の水を足します(大さじ1か2が目安)。
お餅にも少し水をふりかけてから、500Wで1分、600Wで30秒程度加熱します。ラップは必要ありません。
この方法では、お餅がしっとりと柔らかくなり、皿にはほとんどくっつきません。水が多いとさらに柔らかくなりますが、使いすぎた水は捨ててください。
方法2:クッキングシートの活用
クッキングシートを皿に敷いてお餅を上にのせ、500Wで1分ほど加熱すると、お餅が皿にくっつかずにサラッと美味しく温まります。ラップは不要です。
クッキングシートさえあればいいので、手軽で便利な方法です。
方法3:ラップを利用する
皿にラップを敷いて、その上にお餅を置きます。
お餅に軽く水を振り、600Wで30秒加熱。これで、お餅がラップにくっつかず、皿も清潔に保てます。
方法4:醤油を活用する
お餅を温める際に醤油を少量塗ると、熱が集中しやすくなり、お餅の底が皿にくっつきにくくなります。
トースターで使う時も同じ効果が得られるので、試してみてください。
電子レンジでお餅を柔らかく温めるコツ
電子レンジでお餅を温める際には、時に硬くなりがちです。しかし、お餅を事前にしっかりと水で湿らせておくことで、温めた後もふわふわとした食感を保つことが可能です。
以前紹介した、水を加えた容器で加熱する方法と、クッキングシートを使う方法を比べてみると、水をたっぷり使った加熱が特にお餅を柔らかく仕上げます。
この方法だと、お餅がまるでつきたてのように柔らかくなります。
電子レンジでお餅を温める時の注意点
電子レンジでお餅を温める際、オーブントースターでよく使われるアルミホイルを使うのは絶対に避けてください。
電子レンジでアルミホイルを使用すると、火花が散り、火事の原因にもなりかねません。
しかし、アルミホイルのような金属を電子レンジの中に入れると、マイクロ波が金属に反応してスパーク(小さな火花)が起こったり、火事になることがあります。金属はマイクロ波を反射してしまうから、マイクロ波が正しく働かずに、金属がとても熱くなったり、火花が散ったりするのです。
そこで、電子レンジで食べ物を温めるときには、アルミホイルや他の金属は使わってはいけないのです。これが安全で、電子レンジを正しく使うための大切なルールです。
フライパンやトースターでお餅を焼く時のアルミホイル活用法
フライパンやトースターでお餅を焼く時、アルミホイルを使うとお餅がくっつきにくくなります。特に非粘着性のフライパンを使う場合は油不要で、鉄やステンレスのフライパンではくっつきやすいので、アルミホイルが役立ちます。
耐熱性に優れている特別な「くっつかないアルミホイル」は、100円ショップで簡単に手に入り、ピザや焼きおにぎりなど他の料理にも使えて便利です。
【まとめ】電子レンジでお餅を上手に温める方法とそのコツ
電子レンジでお餅を上手に温めるためのいくつかの方法があります。
- 水を加える方法
水を加えた容器でお餅を湿らせてから加熱すると、お餅がふっくらとして、皿にくっつきにくくなります。 - クッキングシートを使う方法
クッキングシートを皿に敷いてお餅を上にのせて加熱すると、お餅が皿にくっつかずに温まります。 - ラップを活用する方法
ラップを皿に敷いてお餅を乗せ、加熱することで、お餅がラップにくっつかず、皿も清潔に保てます。 - 醤油を塗る方法
お餅の表面に醤油を薄く塗って加熱すると、一部が膨らみやすくなり、皿にくっつくのを防げます。
これらの方法を使えば、電子レンジでお餅を温める際に、お餅がくっついたり硬くなったりするのを防ぎながら、楽しくお餅を味わうことができます。特に、水を多めに使った方法は、お餅をより柔らかく仕上げるのに効果的です。
また、安全のためにも、電子レンジでのアルミホイル使用は避けるようにしてください。