家族や友人との大切な思い出をLINEアルバムに保存していたら、突然「これ以上アルバムを作成できません」というメッセージが表示されて困った経験はありませんか。LINEアルバムには1つのトークルームあたり100個という上限があり、この制限に達すると新しいアルバムを作成できなくなってしまいます。
さらに2023年9月からは月間アップロード制限も導入され、多くのユーザーが「今月のアップロード上限を超えたため、写真を追加できません」というエラーに直面しています。加えて2024年8月にはLINE Keepサービスが終了し、写真保存の選択肢がさらに狭まってしまいました。
実は、この制限を実質的に突破し、さらに多くの写真を保存・共有する方法が複数存在します。この記事では、2026年最新の情報をもとに、LINEアルバムの上限を増やすための確実な方法を詳しく解説します。
LINEアルバム上限の基礎知識【2026年最新版】
LINEアルバムを効果的に活用するためには、まず現在設定されている制限の内容を正確に理解することが重要です。
LINEアルバムの3つの上限とは
LINEアルバムには、2026年1月現在、以下の3つの明確な制限が設けられています。
1トークルームあたりの制限
1つのトークルーム(個人トークまたはグループトーク)で作成できるアルバムの数は最大100個までです。101個目のアルバムを作成しようとすると、「一つのチャットには最大100個までアルバムを作成できます」というエラーメッセージが表示され、新規作成ができなくなります。
1アルバムあたりの制限
1つのアルバムに保存できる写真の枚数は最大1,000枚までです。1,001枚目をアップロードしようとすると制限エラーが表示されます。計算上、1つのトークルームには最大10万枚(100アルバム×1,000枚)の写真を保存できることになります。
1回あたりのアップロード制限
一度にアップロードできる写真の枚数は最大300枚までです。300枚を超える写真を一度に追加しようとすると、複数回に分けてアップロードする必要があります。
これらの制限は、個人トークでもグループトークでも同じ基準が適用されます。ただし、複数人トーク(過去に作成された形式)ではアルバム機能自体が使用できないため注意が必要です。
月間アップロード制限について
2023年9月1日から導入された月間アップロード制限は、2026年現在も継続されている最も影響の大きい制限です。これは、1ヶ月間にアップロードできる写真の総枚数に上限を設けるものです。
月間制限の特徴
具体的な上限枚数は公式に発表されていませんが、ユーザーの検証によると月間約1,000枚〜3,000枚程度が目安とされています。この制限に達すると、「今月のアップロード上限を超えたため、写真を追加できません。来月1日にもう一度お試しください」というメッセージが表示されます。
リセットのタイミング
月間アップロード制限は、毎月1日の午前0時に自動的にリセットされます。制限に達した場合は、翌月まで待つ必要があります。この間、既存のアルバムの閲覧や写真のダウンロードは通常通り可能です。
LYPプレミアム会員の動画制限
LYPプレミアム会員の場合、アルバムに5分以内の動画も保存できますが、動画の月間制限はプレミアム更新日にリセットされます。
なぜ上限が設けられているのか
LINEがアルバム機能に上限を設定している理由は、サーバーの安定運用とサービス品質の維持、そして無料サービスの持続可能性を確保するためです。適切な制限により、すべてのユーザーが快適に利用できる環境を維持しています。
【基本対策】LINEアルバム上限を増やす5つの方法
LINEアルバムの上限に達した場合、以下の5つの方法を活用することで、実質的に保存容量を増やすことができます。
方法①新しいトークルーム(グループ)を作成する【最も確実】
最も確実で効果的な方法が、新しいトークルームを作成することです。各トークルームには独立して100個のアルバム枠があるため、新しいトークルームを作成すれば、再び100個のアルバムを作成できます。
自分専用の1人グループ作成
同じ相手とのトークルームで上限に達した場合、新たに「1人グループ」を作成する方法があります。自分だけのグループを作成し、そこにアルバムを保存すれば、実質的に個人用のバックアップスペースとして活用できます。
作成手順は以下の通りです。LINEアプリのトークタブを開き、右上の吹き出しマークをタップします。グループトークを選択し、友達を選択する画面では誰も選ばずに「次へ」をタップ。グループ名を入力して「作成」をタップすれば、自分だけのグループが完成します。
同じ相手と複数グループ作成
特定の友人や家族とのアルバムが上限に達した場合、同じメンバーで新しいグループを作成することもできます。例えば、「○○との思い出2025年」「○○との思い出2026年」のように、年度別や目的別にグループを分けることで、整理もしやすくなります。
既に同じメンバー構成のグループが存在する場合、「グループがすでに存在します」という確認メッセージが表示されますが、「グループを作成」を選択すれば新しいグループを作成できます。
実用的な活用例
旅行の思い出、子供の成長記録、仕事関連の写真など、テーマ別にトークルームを作成することで、写真の整理と管理が格段に楽になります。この方法の最大のメリットは、LINE内で完結し、追加コストが一切かからない点です。
方法②不要なアルバムを整理・削除する
上限を増やす前に、まず現在のアルバムを見直して整理することも重要です。使用していない古いアルバムや重複している写真を削除することで、新しいアルバムを作成する余裕が生まれます。
削除前の確認事項
アルバムを削除すると、そのアルバム内のすべての写真が完全に削除され、復元できません。迷った場合は、クラウドサービスにバックアップを取ってから削除することをおすすめします。
効率的な整理方法
年度の古いアルバムから順番に確認していきます。似たような写真が複数ある場合、ベストショットを1枚残して他を削除することで、容量を節約できます。
方法③Googleフォトで無制限保存する
LINE以外のクラウドサービスを活用することで、実質的に無制限の写真保存が可能になります。中でもGoogleフォトは、高画質で大量の写真を管理できる優れた選択肢です。
Googleフォトの利点
Googleフォトは、Googleアカウントがあれば誰でも利用できます。無料プランでは15GBのストレージが提供され、これはGoogle DriveやGmailと共有されます。15GB以上必要な場合は、月額250円から有料プランを利用できます。
LINEアルバムと異なり、Googleフォトでは写真の検索機能が非常に充実しています。日付、場所、写っている人物、さらには「犬」「海」「誕生日ケーキ」といったキーワードでも写真を探すことができます。
共有アルバム機能
Googleフォトには共有アルバム機能があり、LINEアルバムと同様に他の人と写真を共有できます。共有リンクを作成して、LINEのトークで送信すれば、相手はGoogleフォトで写真を閲覧・ダウンロードできます。
共有アルバムは、閲覧のみの権限設定や、相手も写真を追加できる設定など、柔軟な権限管理が可能です。2026年現在、Googleフォトは月間アップロード制限がなく、LINEアルバムの代替サービスとして多くのユーザーに利用されています。
方法④iCloud共有アルバムを活用する
iPhoneユーザーであれば、Apple純正のiCloud共有アルバム機能が非常に便利です。この機能を使えば、高画質のまま写真を保存・共有でき、LINEアルバムの代替として優れた選択肢となります。
iCloud共有アルバムの特徴
iCloud共有アルバムは、iCloudのストレージ容量を消費しません。つまり、無料の5GBプランでも容量を気にせず利用できます。1つの共有アルバムには最大5,000枚の写真と動画を保存でき、最大100人を招待できます。
写真は自動的に最適化されますが、LINEアルバムよりも高画質で保存されます。また、コメント機能も充実しており、各写真に対してメッセージを残すことができます。
設定方法と使い方
iPhoneの写真アプリから「アルバム」→「共有アルバム」→「新規共有アルバム」を選択し、参加者を招待します。Androidユーザーにはウェブブラウザ用リンクを送信できます。
方法⑤専用バックアップツールを使う
LINEアルバムのデータを一括でバックアップできる専用ツールも存在します。これらのツールを使えば、パソコンに写真を保存し、LINE内のアルバムを整理する際も安心です。
主要なバックアップツール
iCareFone for LINEやUltFone for LINEといった専用ソフトウェアがあります。これらのツールは、LINEのトーク履歴だけでなく、アルバム内の写真も一括でパソコンに保存できます。
2026年現在、これらのツールは最新のiOS 18やAndroid 15にも対応しており、機種変更時のデータ移行にも役立ちます。バックアップ機能を使うことで、LINEアルバムの月間アップロード制限や容量制限を気にせず、すべての写真を安全に保管できます。
使用時の注意点
これらのツールは有料ソフトウェアであることが多く、利用には購入費用がかかります。無料版で機能を試してから購入を検討することをおすすめします。
【実践編】新規トークルーム作成で実質無制限化する手順
新しいトークルームを作成することで、LINEアルバムの上限を実質的に無制限化できます。具体的な手順と効果的な管理方法を詳しく解説します。
自分専用の1人グループを作る方法
詳細な作成手順
- LINEアプリ→「トーク」→右上の吹き出しアイコンをタップ
- 「グループトーク」を選択
- 友達選択画面で誰も選ばず「次へ」
- グループ名を入力(例:「マイフォトライブラリ2026」)
- 「作成」をタップで完了
活用のコツ
目的別に複数の1人グループを作成できます(旅行、子供の記録、仕事関連など)。グループ名に年度や用途を入れると後から分かりやすくなります。
トークルーム管理のベストプラクティス
命名規則の統一
「【目的】相手の名前_年度」形式で統一すると管理が簡単です。例:「【旅行】家族_2026」
定期的な見直し
半年に一度、使用していないグループを見直し、必要な写真をバックアップ後に削除することでトーク一覧をすっきり保てます。
月間アップロード制限を突破する対策
制限到達時の対処法
翌月まで待つ(推奨) 最も確実な方法は、翌月1日午前0時のリセット待ちです。待っている間に写真整理を行いましょう。
代替サービスの一時利用 GoogleフォトやiCloud共有アルバムで一時的に共有し、LINEトークで共有リンクを送信します。
複数アカウントでの分散管理
家族それぞれのアカウントでアップロード負荷を分散させることで、1つのアカウントが月間制限に達するリスクを軽減できます。事前に誰がどのアルバムを管理するかルールを決めておくことが重要です。
よくある質問と解決策【FAQ】
LYPプレミアムに入れば上限は増える?
いいえ、アルバム数や枚数制限は変わりません。主なメリットは5分以内の動画をアルバムに保存できることです。
トークルームを削除したらアルバムはどうなる?
すべてのアルバムと写真が完全に削除され、復元できません。事前にバックアップを取りましょう。
相手にバレずにアルバムを増やせる?
1人グループなら誰にもバレません。しかし相手との共有トークでアルバム削除や新グループ作成時は通知されます。
画質を落とさずに保存する方法は?
LINEアルバムは自動圧縮されます。オリジナル画質を維持したい場合は、GoogleフォトやiCloudなどのクラウドサービスを利用しましょう。
LINE Keepが終了したけど代替案は?
Keepメモ(自分専用トークルーム)や外部クラウドサービス(Googleフォト、iCloudなど)が代替として利用できます。
まとめ:状況別ベストな上限突破方法
完全無料で増やしたい場合 新しいトークルームやグループを作成する方法が最適。追加費用なしで実質無制限化できます。
画質重視で保存したい場合 GoogleフォトやiCloud共有アルバムを活用。LINEアルバムより高画質で保存可能です。
大量共有したい場合 目的別に複数グループを作成し、用途に応じて使い分けることで効率的な管理が可能です。
月間制限が頻繁にかかる場合 クラウドサービスとLINEアルバムを併用し、重要度の高い写真のみをLINEアルバムに厳選保存しましょう。
LINEアルバムの上限は、工夫次第で実質的に無制限化できます。この記事の方法を組み合わせて、あなたに最適な写真管理システムを構築し、大切な思い出を安全に保存・共有してください。

