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[+181]の怪しい電話に出ちゃった!今すぐできる対処法と詐欺を防ぐコツ

[+181]の怪しい電話に出ちゃった!今すぐできる対処法と詐欺を防ぐコツ 雑学

181の電話番号に出てしまったとお困りの方へ。この記事では、+181から始まる国際電話詐欺の正体と、万が一電話に出てしまった場合の一般的な対処法をご紹介します。2024年5月以降急増している詐欺電話から身を守るため、警察庁推奨の対策も含めて最新情報をお届けします。

181から始まる電話番号は、アメリカを装った国際詐欺電話である可能性が高いとされており、株式投資の勧誘や警視庁を偽装した手口が報告されています。適切な知識と対処法により、被害を防ぐことが可能です。

※本記事は一般的な情報提供を目的としており、個別の法的アドバイスや金融アドバイスを提供するものではありません。具体的な被害や問題については、必ず専門機関にご相談ください。

181から始まる電話番号の正体と危険性

181から始まる電話番号の実態を正しく理解することで、今後同様の詐欺電話を見分けやすくなります。

+181は実在しない偽装番号

+181から始まる電話番号は、実在しない偽装された番号とされています。国際電話の国番号は「+1」がアメリカ・カナダを示しますが、「+181」という番号体系は正式には存在しないと報告されています。

詐欺グループは専用アプリを使用して、実際の発信地に関係なく「+181」という番号を表示させている可能性があります。つまり、日本国内からでもアメリカからの着信に見せかけることが技術的に可能とされています。

この手法により、受信者に「海外からの重要な電話かもしれない」という錯覚を与え、電話に出させることを狙っていると考えられます。

アメリカを装った国際詐欺電話の実態

+181を使った詐欺電話では、以下のような特徴が報告されています:

  • 日本語での音声ガイダンス:アメリカからの電話にもかかわらず、流暢な日本語で話しかけてくるケースが多い
  • 長時間の着信:通常のワン切り詐欺とは異なり、3分程度鳴り続けることがある
  • 投資関連の勧誘:株式投資やアメリカ株への投資を勧める内容が多く報告されている
  • 自動音声システム:機械的な音声で「後ほどLINEにメッセージを送ります」などと案内される

これらの手口は、受信者の警戒心を解き、個人情報を聞き出したり、投資詐欺に誘導したりすることを目的としていると考えられます。

2024年に急増している詐欺パターン

2024年4月の携帯電話不正利用防止法改正により、IP電話番号(050番号)の契約時に本人確認が義務化されました。この影響で、詐欺グループは国際電話番号の悪用にシフトしており、+181を含む国際詐欺電話が急激に増加していると報告されています。

警察庁の統計によると、特殊詐欺に利用された電話番号の約62%が国際電話番号となっており、その中でも+181からの詐欺報告が特に多く寄せられているとのことです。

最新の手口では、警視庁捜査二課や県警を名乗り、「マネーロンダリングの容疑者リストに名前がある」などと脅して、個人情報を聞き出そうとするケースも確認されています。

181の電話に出てしまった場合の一般的な対処法

万が一181の電話に出てしまっても、適切な対処により被害を最小限に抑えることが期待できます。慌てずに以下の対応を検討してください。

電話を受けた直後に検討すべき3つのこと

1. 速やかに通話を終了する 相手が何を話していても、不審だと感じたらすぐに電話を切ることを検討してください。「株式投資」「警察」「捜査」などの単語が聞こえたら、詐欺である可能性が高いとされています。

2. 着信履歴を保存する 着信履歴は削除せず、スクリーンショットを撮って保存することをお勧めします。後で警察や消費者センターに相談する際の重要な情報となる可能性があります。

3. 通話内容をメモする 可能な限り、相手が話した内容を詳しくメモすることをお勧めします。音声の特徴(機械音声か人間の声か)、話した内容、通話時間なども記録しておきましょう。

個人情報を話してしまった場合の相談先

もし電話で名前や住所、電話番号などの個人情報を話してしまった場合は、以下の専門機関への相談を検討してください:

クレジットカード情報を話してしまった場合

  • カード会社のカスタマーサポートへの相談
  • 利用明細の確認についての相談
  • 必要に応じて新しいカードの発行について相談

銀行口座情報を話してしまった場合

  • 銀行の窓口またはコールセンターへの相談
  • 取引履歴の確認方法について相談
  • インターネットバンキングのセキュリティ設定について相談

その他の個人情報を話してしまった場合

  • 消費者ホットライン(188)への相談
  • 最寄りの消費生活センターへの相談
  • 警察相談専用電話(#9110)への相談

通話料金の確認方法

一般的には国際電話の着信のみでは通話料金は発生しませんが、詳細は契約内容により異なります。万が一折り返してしまった場合は高額な料金が請求される可能性があるとされています。心配な場合は以下の方法で確認することをお勧めします:

料金確認の手順

  1. 契約している携帯キャリアのマイページにログイン
  2. 通話明細を確認し、国際通話料金の項目をチェック
  3. 不明な請求があれば、キャリアのサポートセンターに相談

各キャリアの確認方法

  • ドコモ:My docomo → 料金・データ量 → 詳細な料金内訳
  • au:My au → 料金・明細 → WEB de 請求書
  • ソフトバンク:My SoftBank → 料金・支払い管理 → 請求明細

詳しくは各キャリアの公式サイトまたはカスタマーサポートにお問い合わせください。

詐欺被害を防ぐための予防策

181の電話のような国際詐欺電話から身を守るため、事前に予防策を講じることが推奨されています。

国際電話着信拒否の設定方法(iPhone/Android)

iPhone での一般的な設定方法

  1. 「設定」アプリを開く
  2. 「電話」をタップ
  3. 「着信拒否設定」を選択
  4. 「連絡先を着信拒否」で国際電話番号を個別に登録

Android での一般的な設定方法

  1. 「電話」アプリを開く
  2. 右上のメニュー(3点リーダー)をタップ
  3. 「設定」→「着信拒否」を選択
  4. 「国際電話をブロック」をオンにする(機種により表示が異なります)

キャリア別サービス(詳細は各社にお問い合わせください):

  • ドコモ:「迷惑電話ストップサービス」
  • au:「迷惑電話撃退サービス」
  • ソフトバンク:「ナンバーブロック」

迷惑電話対策アプリの活用

利用が検討できる対策アプリ

1. トビラフォンモバイル

  • 国際電話の自動警告・拒否機能
  • 詐欺電話データベースと連動
  • Android版では国際電話を一括ブロック可能

2. Whoscall

  • リアルタイムの迷惑電話識別
  • 世界最大級の電話番号データベース
  • 自動的に詐欺電話を警告表示

3. 各キャリア提供アプリ

  • ドコモ:「あんしんセキュリティ」
  • au:「迷惑メッセージ・電話ブロック」
  • ソフトバンク:「詐欺ウォール」

※アプリの利用については、各サービスの利用規約をご確認の上、ご判断ください。

警察庁推奨の「みんとめ」対策

警察庁は国際電話詐欺対策として「みんなでとめよう!!国際電話詐欺 #みんとめ」キャンペーンを推進しています。

みんとめ対策の基本方針

  • 国際電話番号(+から始まる番号)からの着信には注意深く対応する
  • 海外との通話予定がない場合は、国際電話の利用休止を検討する
  • 国際電話着信ブロック機能の活用を検討する

国際電話利用休止の申込み方法

  • 電話での申込み:国際電話不取扱受付センター 0120-210-364
  • 受付時間:平日午前9時から午後5時まで
  • WEBでの申込み:各通信事業者の公式サイトから申込み可能

この対策により、+181を含む国際詐欺電話を根本的にブロックすることが期待できます。詳しくは警察庁の公式サイトをご確認ください。

よくある詐欺の手口と実際の事例

181電話詐欺の具体的な手口を知ることで、似たような電話がかかってきた際に詐欺だと判断しやすくなります。

株式投資を勧める音声ガイダンス

報告されている手口の例: 「こんにちは。株取引にご興味はございませんか?アメリカ株への投資で高収益が期待できます。詳しい資料をお送りしますので、お名前とご住所をお教えください。」

実際の被害事例: 東京都在住の50代男性が+181からの電話に出たところ、上記のような音声ガイダンスが流れました。興味を示すと、後日LINEに投資グループへの招待メッセージが届き、最終的に300万円を騙し取られる被害が発生したと報告されています。

注意すべきポイント

  • アメリカからなのに日本語の投資勧誘である不自然さ
  • 個人情報を最初に聞き出そうとする
  • 「高収益」「確実に儲かる」などの誇大表現

警視庁を装った偽電話

報告されている手口の例: 「警視庁捜査二課の○○です。あなた名義のカードが詐欺グループから押収されました。マネーロンダリングの疑いがあるため、身分証明書をお持ちになって○○県警まで来てください。」

実際の被害事例: 神奈川県在住の40代女性が+181からこのような電話を受け、指示に従って個人情報を提供。その後、銀行カードの暗証番号まで聞き出され、口座から100万円が不正に引き出される被害が発生したと報告されています。

注意すべきポイント

  • 一般的に警察が国際電話番号を使用して一般市民に連絡することは考えにくいとされています
  • 電話で銀行口座や暗証番号を聞くことは通常ありません
  • 「すぐに来てください」など緊急性を煽る表現

不審に思った場合は、最寄りの警察署に直接確認することをお勧めします。

国際ワン切り詐欺の仕組み

報告されている手口の流れ

  1. +181から短時間(1-2コール)の着信
  2. 着信履歴を見た被害者が折り返し電話
  3. 自動音声で通話時間を引き延ばし
  4. 高額な国際通話料を請求

料金の仕組み: 国際プレミアム番号への通話では、1分あたり数百円から数千円の料金が発生し、その一部が詐欺グループに還元される仕組みになっているとされています。

被害を防ぐために検討すべきポイント

  • 知らない国際電話番号には折り返さない
  • 着信があっても無視することを検討する
  • 家族にも国際電話への対応方法を共有する

相談窓口と報告先

181の電話に関するトラブルや被害については、以下の窓口に相談することができます。適切な相談先を選んで、早めに相談することをお勧めします。

警察への相談方法(#9110)

警察相談専用電話 #9110は、生活の安全に関わる悩みや困りごとを相談できる全国共通の電話番号です。

相談できる内容

  • 詐欺電話を受けた報告
  • 個人情報を話してしまった場合の相談
  • 金銭的被害が発生した場合の相談

相談時の準備

  • 着信履歴のスクリーンショット
  • 通話内容のメモ
  • 被害金額や被害内容の詳細

受付時間

  • 平日:午前8時30分~午後5時15分(都道府県により異なります)
  • 緊急の場合は110番通報

詳しくは警察庁の公式サイトでご確認ください。

消費者ホットライン(188)の活用

**消費者ホットライン 188(いやや)**は、消費者トラブルの相談窓口として全国で利用できます。

相談できる内容

  • 電話勧誘による契約トラブル
  • 詐欺的な投資話への対処法
  • クーリングオフの手続き方法

相談の流れ

  1. 188に電話をかける
  2. 住所地の消費生活センターにつながる
  3. 専門の相談員が対応
  4. 必要に応じて解決策をアドバイス

相談時間

  • 平日:午前9時~午後5時(地域により異なります)
  • 土日祝日も相談可能な地域があります

詳しくは消費者庁の公式サイトでご確認ください。

通信事業者への報告手順

契約している携帯キャリアにも詐欺電話の報告を行うことで、他の利用者の被害防止に貢献できる可能性があります。

ドコモの場合

  • ドコモインフォメーションセンター:151(ドコモ携帯から)
  • 迷惑電話ストップサービスへの相談
  • 詐欺電話データベースへの情報提供

auの場合

  • auお客さまセンター:157(au携帯から)
  • 迷惑電話撃退サービスの利用相談
  • 不正利用に関する報告

ソフトバンクの場合

  • ソフトバンクカスタマーサポート:157(ソフトバンク携帯から)
  • ナンバーブロックサービスの相談
  • 詐欺電話の情報共有

報告時の必要情報

  • 詐欺電話の番号(+181○○○○○○○○○○)
  • 着信日時
  • 通話内容の概要
  • 被害の有無

詳細は各キャリアの公式サイトまたはカスタマーサポートにお問い合わせください。

【まとめ】181電話番号への適切な対応

181から始まる電話番号は、詐欺である可能性が極めて高い偽装された国際電話とされています。万が一出てしまった場合でも、適切な対処法を実践することで被害を防ぐことが期待できます。

重要なポイントのおさらい

  1. +181は実在しない詐欺番号の可能性が高い – アメリカを装った偽装電話
  2. 出てしまったら速やかに切る – 個人情報は話さない
  3. 着信履歴は保存 – 証拠として専門機関に相談
  4. 予防策の検討 – 国際電話着信拒否設定や「みんとめ」対策
  5. 専門機関への相談 – #9110、188番への早めの相談

2024年も引き続き国際電話を悪用した詐欺が増加傾向にあると報告されています。この記事の情報を参考に、自分自身と家族を詐欺被害から守ることをお勧めします。また、周りの方にも注意喚起を行い、社会全体で詐欺被害の防止に取り組むことが大切です。

何か不安なことがあれば、一人で悩まずに専門の相談窓口を利用することが重要です。早期の相談により、被害の拡大を防ぎ、適切な解決策を見つけることが期待できます。

参考情報

  • 警察庁「みんなでとめよう!!国際電話詐欺」公式サイト
  • 消費者庁「消費者ホットライン」公式サイト
  • 各通信事業者の公式サイト

※最新の情報については、各公式サイトでご確認ください。

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