「PS5でVRChatってできるの?」「PlayStation VR2を持っているけど、VRChatは遊べる?」と気になっている方に向けて、結論からお伝えします。
記事執筆時点で、VRChatはPS5・PlayStation VR2向けには配信されておらず、PS5本体だけでは遊べません。ただし、PlayStation VR2をお持ちなら、別売りの「PlayStation VR2 PCアダプター」でWindows PCにつなぐと、VRChatをVRで楽しめます。PCがない場合も、スマートフォンやMeta Questなど、PS5以外の選択肢があります。
この記事では、PS5でVRChatが遊べない現状、PSVR2をPCにつないで遊ぶための準備と手順、PCがない場合の選択肢、デバイスの選び方までを順番に解説します。VR初心者の方でも迷わないよう、必要なものや注意点も丁寧にまとめましたので、ぜひ最後までお読みください。
PS5でのVRChat対応状況|結論:PS5では遊べません
PS5でのVRChat対応について、まず結論からお伝えします。記事執筆時点で、PlayStation StoreではVRChatが配信されておらず、PS5本体やPlayStation VR2だけではVRChatを遊べません。
VRChatが公式に対応している環境
VRChat公式ヘルプでは、VRChatの対応環境として次のものが挙げられています。
| 対応環境 | 主な例 |
|---|---|
| SteamVR対応のVRヘッドセット | HTC Vive、Valve Index など(Windows PCに接続) |
| Metaのプラットフォーム | Meta Quest、Rift、Rift S など |
| Viveport | HTCのVRプラットフォーム |
| Pico | Picoのヘッドセット |
| スマートフォン | iOS、Android |
| Windows PC(デスクトップモード) | VRヘッドセットなしでプレイ |
VRChat公式は、新しいプラットフォームへの対応について「多くの要望を把握しており、今後も検討を続ける」という姿勢を示しています。ただし、記事執筆時点でPlayStation版の提供予定は公式に発表されていません。
リモートプレイやPlayStation Portalでも遊べない
PS5向けのVRChatアプリ自体がないため、PS5のリモートプレイやPlayStation Portalを使っても、VRChatは遊べません。「PS5版の始め方」や「PS5版の設定」を紹介する情報を見かけた場合は、公式の対応環境と照らし合わせて確認することをおすすめします。
初代PlayStation VR(PSVR)も非対応
初代PlayStation VRも、VRChatの公式対応環境には含まれていません。
PSVR2を持っているなら、PCアダプターでVRChatを遊べる
PS5ではVRChatを遊べませんが、PlayStation VR2は、ソニーの「PlayStation VR2 PCアダプター」を使うとWindows PCに接続でき、SteamのVRゲームを遊べるようになります。VRChatはSteamで配信されており、SteamVRに対応しているため、この方法でPlayStation VR2を使ってVRChatを楽しめます。
必要なもの
- PlayStation VR2本体(PlayStation VR2 Senseコントローラーを含む)
- PlayStation VR2 PCアダプター(別売り)
- DisplayPort 1.4に対応したDisplayPortケーブル(別売り)
- 条件を満たすWindows PC
- Steamアカウント
この方法では、PS5本体は使いません。
PCの必要スペック(発売時の公表値)
PlayStation VR2 PCアダプターの発売時に公表された、PCの最低スペックは次のとおりです。
| 項目 | 最低スペック |
|---|---|
| OS | Windows 10 64ビット版/Windows 11 64ビット版 |
| CPU | Intel Core i5-7600/AMD Ryzen 3 3100(Zen 2以降) |
| メモリ | 8GB以上 |
| グラフィックカード | NVIDIA GeForce GTX 1650以降(Turing以降)、NVIDIA RTXシリーズ、AMD Radeon RX 5500XT以上/RX 6500XT以上 |
| 接続端子など | DisplayPort 1.4の出力端子、Bluetooth 4.0以降 |
快適に遊ぶための推奨グラフィックカードは、NVIDIA GeForce RTX 3060以上、またはAMD Radeon RX 6600XT以上とされています。VRChatは、人が多く集まるワールドや作り込まれたアバターが多い場面で負荷が高くなることがあるため、推奨スペック以上のPCがあると安心です。
必要スペックは変更される可能性があります。購入前に、PlayStation公式サイトで最新の条件を確認してください。
PC接続時に使えない機能
PlayStation VR2はもともとPS5用に設計されているため、PCにつないだときは次の機能が使えません。
- HDR表示
- ヘッドセットフィードバック(ヘッドセットの振動)
- アイトラッキング(視線トラッキング)
- Senseコントローラーのアダプティブトリガー
- ハプティックフィードバック
一方で、片目2000×2040の高解像度な有機ELディスプレイ、約110度の視野角、指の動きを検知するフィンガータッチ、周囲を確認できるシースルービューは、PC接続時も利用できます。有機ELならではの深い黒と鮮やかな色で、アニメ調のアバターや幻想的なワールドを美しく楽しめます。
PSVR2+PCでVRChatを始める手順
PlayStation VR2をPCにつないでVRChatを始めるまでの流れを、順番に説明します。
手順1:PCとSteamを準備する
まず、PCにSteamをインストールし、Steamアカウントでログインします。PCにDisplayPort 1.4の出力端子があり、Bluetoothが使えることも確認しておきましょう。
手順2:「PlayStation VR2アプリ」と「SteamVR」をインストールする
Steamから「PlayStation VR2アプリ」と「SteamVR」をダウンロードしてインストールします。どちらも、PlayStation VR2をPCで使うために必要なアプリです。
手順3:PCアダプターでPSVR2をPCに接続する
製品の案内に従って、PlayStation VR2をPCアダプターにつなぎ、PCアダプターとPCをDisplayPort 1.4ケーブルで接続します。接続できたら「PlayStation VR2アプリ」を起動し、画面の案内に従って、コントローラーのペアリングやプレイエリアの設定などを進めます。ヘッドセットの装着位置の調整は見え方に大きく影響するため、時間をかけて合わせることをおすすめします。
手順4:SteamでVRChatをインストールする
Steamストアで「VRChat」を検索し、インストールします。VRChat本体は無料で遊べます。
手順5:ログインしてチュートリアルを進める
VRChatを起動したら、ログインします。VRChatアカウントを作成してログインするほか、Steamアカウントを使って始めることもできます。
利用規約とコミュニティガイドラインは必ず確認してから同意しましょう。ルールを理解しておくことは、安全で楽しいVRChat体験のために大切です。
ログイン後は、基本操作や移動方法を確認しておきましょう。あわせて、マイクの音量、プライバシー設定、表示設定なども調整します。特にマイク設定は、ほかのユーザーとの会話の聞き取りやすさに直結するため、丁寧に合わせてください。
手順6:アバターとワールドを選んで楽しむ
最初は、用意されている初期アバターから気に入ったものを選べば大丈夫です。アバターは後から変更できます。慣れてきたら、コミュニティで公開されているパブリックアバターも試してみましょう。
ワールドは、まず初心者向けのパブリックワールドから始めるのがおすすめです。ほかのユーザーと本格的に交流する前に、基本的な操作やマナーを身につけておくと、より楽しく過ごせます。
PCがない場合にVRChatを遊ぶ方法
PS5は持っていても、PCがない方もいるでしょう。その場合は、次の方法でVRChatを楽しめます。
スマートフォン版(iOS/Android)
VRChatはiOSとAndroidにも公式に対応しています。VR機器がなくてもスマートフォンだけで参加できるため、まずはVRChatの雰囲気を試してみたい方に向いています。ただし、画面をタッチして操作するため、VRならではの没入感は得られません。
Meta Questなどのスタンドアロン型VRヘッドセット
Meta Questは、PCなしでもVRChatを遊べます。ケーブルがなく、セットアップも比較的かんたんなため、VRChatをVRで遊びたいけれどPCはない、という方に現実的な選択肢です。
VRChat目的でPSVR2の購入を考えている方へ
PlayStation VR2でVRChatを遊ぶには、PCアダプターに加えて条件を満たすWindows PCが必要です。PCをお持ちでない場合は、PCなしで遊べるMeta Questなども含めて比べてから選ぶことをおすすめします。
VRChatを遊べるデバイスの比較|あなたに合う選び方
VRChatを楽しめる主な方法を比べて、あなたに合う選択肢を見つけましょう。
| 遊び方 | PC | VRで遊べるか | 向いている人 |
|---|---|---|---|
| PSVR2+PCアダプター | 必要 | 遊べる | すでにPSVR2とゲーミングPCを持っている人 |
| PC VR(Valve Index、HTC Viveなど) | 必要 | 遊べる | 本格的な環境でじっくり楽しみたい人 |
| Meta Quest(単体) | 不要 | 遊べる | 手軽にVRで始めたい人、場所を選ばず遊びたい人 |
| Meta Quest(PC接続) | 必要 | 遊べる | Questを持っていて、PC向けのコンテンツも楽しみたい人 |
| スマートフォン | 不要 | 遊べない | まずは無料で雰囲気を試したい人 |
| PC(デスクトップモード) | 必要 | 遊べない | VR機器なしでPCから参加したい人 |
PC VR環境の特徴
PCでVRChatを遊ぶ場合は、PC向けに作られたワールドやアバターを幅広く楽しめます。フルボディトラッキングなど、機器を追加して体験を広げられるのも魅力です。一方で、高性能なゲーミングPCが必要になり、初期費用は大きくなります。PlayStation VR2+PCアダプターも、このPC VR環境の一つです。
Meta Quest(単体)の特徴
PCが不要で、セットアップのかんたんさと持ち運びやすさが大きな魅力です。ただし、処理能力には限りがあり、PC向けに作られた一部のワールドやアバターは利用できない場合があります。
Meta Quest(PC接続)の特徴
QuestをPCにつなぐと、PC VRと同じようにPC向けのコンテンツを楽しめます。単体でもPC接続でも使えるため、柔軟に遊び方を選べるのが強みです。ただし、高性能なPCが必要で、ワイヤレスで接続する場合は通信環境によって遅延が出ることがあります。
用途別のおすすめ
- PSVR2とゲーミングPCをすでに持っている方:PCアダプターを追加するのが最も手軽です。
- これからVRを始める方:PCが不要なMeta Questがおすすめです。
- 本格的なVRChat体験を求める方:高性能PCとPC VRヘッドセットの組み合わせが最適です。ただし、相応の費用がかかります。
- まずはお試しで雰囲気を知りたい方:スマートフォン版から始めてみましょう。
VRChatを快適に楽しむためのコツと注意点
VRChatを楽しむためのコツと、安全で快適に遊ぶための注意点をお伝えします。
快適なプレイ環境を整える
プレイスペースは十分な広さを確保し、周りに障害物がないことを確認してください。安全範囲の設定も、忘れずに行いましょう。
ネットワーク環境は、安定したインターネット接続が大切です。PCは有線LANでつなぐのが理想的です。Wi-Fiを使う場合は5GHz帯を選び、ほかの機器による通信をできるだけ減らしてください。
ヘッドセットの調整では、装着位置やレンズの位置を合わせることで、くっきりとした見え方と快適な付け心地が得られます。レンズは定期的に掃除し、汚れや曇りを防ぎましょう。
VRChatコミュニティでのエチケット
基本的なマナーとして、ほかのユーザーのパーソナルスペースを尊重し、不適切な行動は避けてください。VRChatには世界中からさまざまな年齢層のユーザーが参加しているため、誰もが快適に過ごせるよう配慮することが大切です。
会話では、マイクの音量を適切に調整し、周りの雑音をできるだけ抑えましょう。ほかのユーザーが話しているときは、しっかり耳を傾けることも大切です。
プライバシーの保護のため、個人情報は共有しないようにしましょう。親しくなったユーザーとも、少しずつ信頼関係を深めていくのが安全です。
トラブルが起きたときの確認ポイント
映像が映らないときは、DisplayPortケーブルがDisplayPort 1.4に対応しているか、ケーブルがしっかり差し込まれているかを確認してください。
音声のトラブルが起きたときは、PCのサウンド設定とVRChat内のマイク設定を確認しましょう。静かな環境で遊ぶと、雑音が入りにくくなります。
動作が重い・カクつくときは、VRChatのグラフィック設定を下げたり、ほかのアプリを閉じたりすると改善する場合があります。
接続が不安定なときは、ルーターを再起動したり、PCのネットワーク設定を見直したりしてください。夜間などの混み合う時間帯は、回線の影響を受けやすくなることがあります。
長時間プレイでの健康管理
VR酔いを防ぐため、初めてのときは短い時間から始め、少しずつプレイ時間を延ばしていきましょう。気分が悪くなったら、無理をせずすぐに休んでください。
目の疲れを防ぐため、こまめに休憩を取りましょう。ヘッドセットの位置が合っていないと目が疲れやすくなるため、装着位置もときどき確認してください。
体の疲れにも注意が必要です。長時間立ったまま遊ぶと足腰に負担がかかるため、座ったり姿勢を変えたりして、同じ姿勢を続けないようにしましょう。
アカウントとプライバシーを守る
アカウントの安全のために、推測されにくいパスワードを設定し、二段階認証も有効にしておきましょう。アカウント情報をほかの人に教えるのは絶対に避けてください。
迷惑行為への対策として、不適切な行動をするユーザーに会ったときは、ブロックやミュート、通報の機能を使いましょう。自分の安全と快適さを最優先に行動することが大切です。
よくある質問|PS5とVRChatに関する7つの疑問
PS5とVRChatについて、よくある質問にお答えします。
Q1. PS5版VRChatはありますか?今後配信されますか?
記事執筆時点で、PS5版のVRChatはなく、配信予定も公式には発表されていません。VRChat公式は、新しいプラットフォームへの対応を検討し続けているとしていますが、時期などは未定です。最新の状況は、VRChat公式サイトで確認してください。
Q2. PS5とPSVR2だけでVRChatは遊べますか?
いいえ、遊べません。PlayStation VR2でVRChatを遊ぶには、PlayStation VR2 PCアダプターと、条件を満たすWindows PCが必要です。
Q3. 初代PlayStation VR(PSVR)でもVRChatは遊べますか?
いいえ、初代PlayStation VRはVRChatの公式対応環境に含まれていません。
Q4. VRChatは無料で遊べますか?
はい、VRChat本体は無料で遊べます。有料のサブスクリプション「VRChat+」もありますが、基本的な楽しみ方には必要ありません。ただし、PlayStation VR2、PCアダプター、PCなどの機材の費用は別にかかります。
Q5. PSVR2をPCにつなぐと、アイトラッキングは使えますか?
いいえ、使えません。PC接続時は、アイトラッキングのほか、HDR表示、ヘッドセットフィードバック、アダプティブトリガー、ハプティックフィードバックも使えなくなります。
Q6. アバターやワールドは自分で作れますか?
アバターやワールドの作成には、PCとUnity、VRChat SDKが必要です。PCを用意すれば、自作したアバターやワールドをVRChatで使えます。
Q7. MacでVRChatは遊べますか?
Macは、VRChatの公式対応環境に含まれていません。PCで遊ぶ場合は、Windows PCを用意してください。
まとめ:PS5でVRChatを始める前に知っておくべきポイント
この記事では、PS5でのVRChat対応状況と、代わりにVRChatを楽しむ方法をお伝えしました。最後に、大切なポイントをまとめます。
- PS5での対応状況:記事執筆時点で、VRChatはPS5・PlayStation VR2向けには配信されておらず、PS5本体では遊べません。
- PSVR2をお持ちの方:PlayStation VR2 PCアダプターでWindows PCにつなげば、VRChatをVRで楽しめます。ただし、PC接続時は一部の機能が使えません。
- PCがない方:スマートフォン版や、PCなしで遊べるMeta Questが現実的な選択肢です。
- デバイス選び:手持ちの機材や予算に合わせて選びましょう。本格派ならPC VR、手軽さを重視するならMeta Quest、お試しならスマートフォン版がおすすめです。
- 楽しむための準備:マナーの理解、安全で快適なプレイ環境づくり、少しずつVRに慣れていくことが大切です。
VRChatは、単なるゲームを超えた新しい形のコミュニケーションを楽しめる場所です。あなたに合った方法で、世界中のユーザーとつながるバーチャル世界を探索してみてください。
まずは基本的な体験から始めて、少しずつVRChatの奥深い世界を楽しんでいきましょう。安全で楽しいVRChatライフをお送りください。

