新幹線の中でも14号車から16号車は利用者が少ないことが特徴です。
この記事では、これらの車両がなぜ空いているのか、そしてその利点について詳しく説明します。また、どの席が快適か、電源やトイレの位置も考慮して良い席を紹介しますので、旅行計画にお役立てください。
新幹線の14、15、16号車、なぜ空いているのか？
最初に伝えるとするなら、東海道新幹線の16号車がよく空いている理由は、改札口からの距離が長いからです。
この新幹線は16両で構成されており、各車両は25メートル（先頭車は27.35メートル）の長さがあり、全体では約400メートルにも及びます。
例えば、山手線の東京駅から有楽町駅までの距離が800メートルなので、東海道新幹線2編成分の長さとなります。
これだけの長さがあると、指定席までの距離も長くなります。ほとんどの駅では、ホームの階段やエスカレーターは5号車と12号車の間に設置されています。
12号車の階段から16号車まで約100メートルの距離があるため、歩く速度が秒速1メートルの成人男性であれば、約100秒（1分40秒）かかります。
そのため、定期的に利用する乗客は遠くの16号車を避けて予約する傾向にあり、その結果、16号車は比較的空席が多くなっています。
14、15、16号車、穴場と言えるのか？
もし静かに過ごしたいなら、14号車から16号車がおすすめです。多くの乗客が中心部の車両を選ぶため、これらの車両は比較的空いており、静かです。長距離移動や仕事、読書、休息に最適な環境がここにはあります。
また、休日にリラックスして旅を楽しみたい時にも、これらの車両は理想的です。乗客が少ないためプライバシーが守られやすく、以前は喫煙スペースが近かったため敬遠されがちでしたが、現在は禁煙化されているため、快適です。ただし、列車や日によって空席が少ないこともあるため、注意が必要です。
新幹線でおすすめの席はどこ？
席を選ぶなら、「11号車のE列」がおすすめです。この席は乗り降りがしやすく、景色も楽しめます。特に、東海道新幹線の山側となるため、富士山や掛川城をはじめとする沿線の景色をしっかりと味わうことができるからです。
11号車はエスカレーターや階段に近く、特に、最新のN700S型では全席にコンセントが完備されており、長時間の旅でも電源の心配がありません。さらに、この車両は車椅子ユーザーや障がいを持つ方に配慮した設計が施されており、広いトイレや多目的室も完備されています。そのため、静かでゆったりとした空間が確保されており、快適な旅が可能です。
より快適で速い移動を望んでいる人やビジネスで新幹線を利用する人の多くは、新幹線「のぞみ」に乗車することが多いと思います。「のぞみ」の電源コンセントやトイレの位置に関する情報も紹介しておきます。
新幹線「のぞみ」で充電の心配を解消！
新幹線の長旅でスマートフォンやパソコンを活用することは珍しくありません。そのため、座席近くの電源コンセントの存在は非常に重要です。この記事では、「のぞみ」における電源コンセントの位置と、充電に便利な座席の選び方について詳しく説明します。
- 電源コンセント配置と活用方法
「のぞみ」では車両のタイプによって電源コンセントの位置が異なるため、事前にチェックすることが旅の快適さを左右します。ここでは、「のぞみ」で利用可能な電源コンセントの位置と各車両の特徴を紹介します。 - 座席別電源コンセントガイド
「のぞみ」はN700S系とN700系の2種類の車両を使用しており、N700S系では新型車両として全席にコンセントが配備されています。一方、N700系では窓側席や特定の座席のみに限られています。グリーン車では、すべての席のひじ掛けにコンセントが備え付けられ、使用可能かどうかを示す緑色のランプがあります。 - 通路側の席でも「のぞみ」のコンセントは使えるのか？
通路側や中央の席には直接的なコンセントがないことが多いですが、窓側の席のコンセントは共有が可能です。JRの規定により共用が認められているため、他の乗客と協力しながら利用することが推奨されます。また、複数のデバイスを同時に充電するために3口タップを持参すると便利です。 - 座席近くにコンセントがないときの対処法
もし座席近くにコンセントが見つからなければ、モバイルバッテリーが大変役立ちます。旅行だけでなく、非常時にも便利なため、持参することをお勧めします。 - 「のぞみ」で快適な座席を選ぶポイント
座席を選ぶ際には、旅の目的や個人の好みに応じて慎重に選ぶことが重要です。最前列や最後列は作業スペースが広い一方で、入口近くのため人の出入りが多くなります。窓側は景色を楽しめるメリットがあるものの、通路側は移動がしやすく、コンセントへのアクセスが難しい場合があります。
新幹線「のぞみ」で便利なトイレの位置と選び方
新幹線での旅行中、トイレの位置は特に気になるものです。特に長時間の移動では、トイレのアクセス性が重要となります。
「のぞみ」の各車両に設置されているトイレの位置と、どのようにして便利な席を選べばよいかのポイントがこちらです。
- トイレの近くの便利な席の選び方
「のぞみ」の特定の車両、特に11号車の東京方向の端にはトイレが配置されています。旅の快適さを保つためにも、窓からの眺望を楽しみつつ、トイレへのアクセスを容易にする席を選ぶことが推奨されます。トイレの位置を事前に確認しておくと良いでしょう。 - 新幹線のトイレ配置の一般的なパターン
一般的に新幹線では、奇数号車の各端にトイレが設けられることが多いです。具体的には、1号車から15号車までの奇数号車にトイレが配置され、例えば1号車は2号車側の端に設置されています。このような配置を理解しておくと、トイレへのアクセスがしやすくなります。特に自由席を選ぶ際には、トイレに近い奇数号車がおすすめです。 - 「のぞみ」、「ひかり」、「こだま」のトイレ配置
東海道・山陽新幹線で運行される「のぞみ」、「ひかり」、「こだま」は通常、16両編成で運行され、各奇数号車にトイレが設置されています。ただし、「ひかり」と「こだま」の一部は8両編成で運行される場合があり、この場合は1、3、5、7号車にトイレがあります。これらの情報は、移動計画を立てる際に非常に役立ちます。 - 新幹線の多目的トイレの位置
車椅子を使用する方や授乳が必要な方向けに、多目的トイレが特定の車両に設置されています。例えば、東海道新幹線の「のぞみ」では11号車、山陽新幹線で8両編成の「ひかり」や「こだま」では7号車に多目的トイレがあります。これらの設備は多くのニーズに対応しています。 - 新幹線のトイレ設備の特徴
ほとんどの新幹線車両には、洋式トイレが標準で装備され、多機能トイレも設置されています。これらのトイレは大抵男女共用で、自動開閉機能や暖房機能が備わった便座が利用可能です。立ち小便器は2両ごとに配置され、トイレ使用状況を示すランプシステムによって空いているかどうかが一目で分かります。
新幹線の修学旅行シーズンのにぎわいと静かな車両の選び方
新幹線を利用する際、修学旅行シーズンには特定の車両が学生で賑わうことが多いです。
特に13号車から16号車は学生グループに人気があるため、もし静かな環境で旅を楽しみたい場合は、これらの車両を避けることをおすすめします。
修学旅行シーズンは主に5月、10月、11月に集中しており、この期間は特に混雑することが予想されます。もっとリラックスした旅行を求めるなら、他の車両を選択すると良いでしょう。
新幹線の14～16車両が人気がない理由とメリットまとめ
新幹線の14号車から16号車が利用者に選ばれにくい理由は、改札から遠いためアクセスが不便だからです。しかし、この不便さが逆に静かな環境を提供し、長距離の移動や集中して仕事をするのに適しています。
また、休日にリラックスして過ごすにも理想的な車両です。プライバシーが守りやすく、現在は禁煙化されているためさらに快適です。席選びでは、11号車のE列がおすすめで、便利なアクセスと美しい景色を楽しめます。
