2025年5月現在、Google Chromeの最新バージョン136を利用しているPCユーザーから「タブの右側に突如表示されるようになった【∨】ボタンが使いづらい」という声が多数寄せられています。
この記事では、この「タブを検索」ボタンを非表示にする方法を紹介します。
なお、本記事は一般的な情報提供を目的としており、設定変更は自己責任で行ってください。Chrome 136でのインターフェース変更を理解し、自分の作業スタイルに合ったブラウザ環境を作る参考にしていただければ幸いです。
Chrome 136で追加された「タブを検索」ボタンとは？その機能と問題点
Chrome 136の変更点の一つとして、多くのユーザーが気づいたのが、タブバーに追加された「タブを検索」ボタンです。この機能について解説します。なお、以下の内容は一般ユーザーからの報告や、筆者の観察に基づく情報です。最新の正確な情報については、Google Chrome公式サイトでご確認ください。
「タブを検索」ボタンの基本機能と位置
「タブを検索」ボタンは、Chromeのタブバーの右端に配置された【∨】マークのボタンです。このボタンをクリックすると、現在開いているすべてのタブの一覧が表示され、キーワードやURLを入力することで、目的のタブをすばやく検索・切り替えることができます。多数のタブを開いているときに特定のタブを見つけやすくする機能として導入されました。
Chrome 136では、以前は左側にあったこの機能のボタンが右側に移動したため、長年Chromeを使用しているユーザーにとっては操作感が変わり、混乱の原因となっています。
ユーザーから寄せられる不満と混乱
2025年5月現在、この「タブを検索」ボタンについて以下のような不満の声がSNSや掲示板で急増しています：
- 「使わないのに場所を取って邪魔」
- 「他のボタンと間違えて押してしまう」
- 「作業の流れが妨げられる」
- 「左側にあったはずのボタンがアップデートで右側に移動して混乱する」
- 「慣れない配置で使いづらい」
特に、作業中に頻繁にタブを開閉するユーザーにとっては、誤ってこのボタンをクリックしてしまうことで作業効率が落ちるケースが報告されています。海外の掲示板Redditでも同様の不満が数多く投稿されており、これはChromeの全世界的なアップデートによる変更であることが確認されています。
【簡単3ステップ】Google Chromeで「タブを検索」ボタンを非表示にする手順
「タブを検索」ボタンが不要だと感じる方のために、このボタンを非表示にする手順を紹介します。この設定変更はChrome flagsと呼ばれる実験的機能のページから行います。なお、この設定はGoogle公式のサポート対象外である可能性があり、将来のアップデートで動作が変わる場合があることをご了承ください。以下の手順は2025年5月時点の情報に基づいています。
chrome://flagsを使った設定変更方法
Chrome flagsは、Googleが開発者向けに提供している実験的機能の設定ページです。ここでは様々な試験的機能をオン/オフできますが、一般ユーザーも利用できる設定があります。「タブを検索」ボタンの表示/非表示もこのflagsから設定可能です。
flagsにアクセスする方法は、ChromeのアドレスバーにURLを直接入力することです。この設定変更は実験的な機能を操作するため、自己責任で行ってください。また、将来のアップデートでこの設定オプションが変更または削除される可能性もあることをご了承ください。Google公式のヘルプページで最新情報を確認することをおすすめします。
「Tabstrip Combo Button」を無効化する詳細手順
「タブを検索」ボタンを非表示にするための具体的な手順は次の通りです：
- Chromeのアドレスバーに「chrome://flags/#tabstrip-combo-button」と入力し、Enterキーを押します。
- 表示される設定項目「Tabstrip Combo Button」の右側にあるプルダウンメニューから「Disabled（無効）」を選択します。
- 画面右下に表示される「Relaunch（再起動）」ボタンをクリックして、Chromeを再起動します。
これらの手順を実行することで、「タブを検索」ボタンがChromeの画面から非表示になります。なお、この設定変更は実験的な機能を含むため、自己責任で行ってください。また、将来のChromeアップデートで動作が変わる可能性があることをご了承ください。
設定変更の注意点と元に戻す方法
flagsの設定を変更する際の注意点と、問題が発生した場合の対処法について説明します：
- Search flagsを使った検索方法: URLの直接入力が不安な場合は、「chrome://flags/」とだけ入力してアクセスし、検索ボックスに「Tabstrip Combo Button」と入力することで目的の設定にたどり着けます。
- 元に戻す方法: 何か問題が発生した場合は、同じ手順で「Tabstrip Combo Button」の設定を「Default（標準）」に戻すことで元の状態に復元できます。
- 設定の永続性: Chromeのマイナーアップデート後も設定は通常維持されますが、メジャーアップデート（例：Chrome 137など）の際には設定がリセットされる場合があります。
- 公式機能ではない点: この設定はGoogle Chromeの実験的機能であり、公式にサポートされていない可能性があります。Googleのヘルプページでは説明されていない場合もあります。
Google公式のヘルプセンターやサポートページで最新情報を確認することをおすすめします。Chromeの実験的機能は予告なく変更される場合があることをご理解ください。
「タブを検索」機能は本当に必要？ – メリットとデメリット
「タブを検索」機能を非表示にする前に、この機能の利点と欠点を理解して、自分のブラウジングスタイルに合っているかどうかを検討することをおすすめします。以下は多くのユーザーの意見に基づく情報です。
メリット（こんな人には便利）
- 多数のタブを開く人: 10個以上のタブを同時に開くことが多い方には、タブを検索する機能が非常に便利です。
- 調査・リサーチを行う人: 複数のサイトを比較検討する際、タブの切り替えがスムーズになります。
- キーボード操作を好む人: 検索ボックスにフォーカスが当たれば、タイピングだけで目的のタブに素早く移動できます。
- 長時間ブラウジングする人: 何十個ものタブを開いたままの状態で、特定のタブを見つけやすくなります。
デメリット（こんな人には不要）
- 少数のタブしか開かない人: 5個以下のタブしか開かない方には、この機能はほとんど使う機会がないでしょう。
- マウス操作が中心の人: クリックでタブを切り替える操作に慣れている方には、余計な機能に感じられます。
- シンプルなインターフェースを好む人: 画面のスペースをできるだけクリーンに保ちたい方にとっては、余計なボタンは邪魔になります。
- 特定の作業に集中する人: 誤クリックによる作業の中断を避けたい方には不向きです。
代替手段
「タブを検索」機能を使わなくても、以下の方法でタブ管理を効率化できます：
- Ctrl+Tab: このショートカットキーを使えば、最近使用したタブ順に切り替えられます。
- Ctrl+数字キー: 「Ctrl+1」でいちばん左のタブ、「Ctrl+2」で2番目のタブというように直接ジャンプできます。
- タブグループ機能: 関連するタブをグループ化して色分けすることで、視覚的に管理しやすくなります。
- タブ検索拡張機能: 公式機能よりも高機能なタブ管理拡張機能を利用する方法もあります。
Chrome 136の他の新機能と注目すべき変更点
Chrome 136では「タブを検索」ボタンの配置変更だけでなく、他にもいくつかの変更点が報告されています。これらの情報は様々なユーザーの報告や公式発表に基づいていますが、お使いの環境によって体験が異なる場合があります。
ブラウザ機能の更新
Chrome 136では、Googleの公式発表によると、ブラウザの基本機能に複数の更新が加えられています。プライバシー設定のオプションが拡充され、ユーザーがより細かく設定できるようになりました。詳細な最新情報については、Google Chromeの公式ヘルプセンターで確認することをおすすめします。
パフォーマンスの変化
多くのユーザーの報告によると、「タブを検索」ボタンを非表示にしても、Chromeの基本的なブラウジングパフォーマンスには大きな影響はないようです。むしろ、不要な機能を無効化することで、わずかながらもインターフェースがすっきりし、操作性が向上したという声もあります。ただし、この設定変更がすべての環境で同じ効果をもたらすとは限りません。
UIの変更点
「タブを検索」ボタンの位置変更以外にも、Chrome 136ではいくつかのユーザーインターフェース要素が更新されています。Google公式ブログによると、設定メニューのレイアウトやダークモードの表示などが改善されたとのことです。ただし、これらの変更に対するユーザーの反応はさまざまで、一部のユーザーは新しいレイアウトに戸惑いを感じているようです。好みに合わせて調整できる部分は設定することをおすすめします。
ブラウザの新機能
Chrome 136では、Googleが公開している情報によると、様々な機能が追加・更新されています。検索機能の改善や、テキスト入力時の予測変換の精度向上などが含まれているようです。これらの機能は、ユーザーのブラウジング体験を向上させることを目的としていますが、すべてのユーザーに有用とは限りません。個人の使用状況に合わせて、必要な機能を選択的に利用することをおすすめします。詳細な機能リストは、Google Chrome公式サイトのリリースノートでご確認いただけます。
【まとめ】快適なブラウジング体験のためのChromeカスタマイズ術
Google Chrome 136で追加された「タブを検索」ボタンは、多くのタブを使う方には便利な機能ですが、不要だと感じる方にとっては操作の邪魔になることがあります。本記事では、chrome://flagsの「Tabstrip Combo Button」設定を変更することで、このボタンを非表示にする方法を紹介しました。
Chromeはある程度カスタマイズできる柔軟性があります。自分の作業スタイルに合わせて環境を調整することで、より快適なブラウジング体験を実現できるでしょう。
今回紹介した設定変更は実験的機能を含むため、自己責任で行ってください。問題が発生した場合は、いつでも設定を「Default」に戻すことができます。「タブを検索」ボタンが気になる方は、ぜひ試してみてください。なお、Chromeの将来のアップデートで仕様が変更される可能性もありますので、最新情報は常にGoogle公式サイトで確認することをおすすめします。
注意: 本記事の情報は2025年5月時点のものです。最新の公式情報については、常にGoogle Chromeのヘルプセンターをご確認ください。
よくある質問 (FAQ)
Q: 設定を変更するとChromeの動作に問題が出ますか？
A: 多くのユーザーの報告によると、「Tabstrip Combo Button」の設定を変更しても、Chromeの基本的な閲覧機能に問題は生じないようです。ただし、実験的な設定であるため、環境によっては予期せぬ動作が発生する可能性があります。問題が起きた場合は、同じflagsページで設定を「Default」に戻すことで元の状態に復元できます。重要なデータを扱う作業の前には、ブラウザが正常に動作することを確認することをおすすめします。
Q: 将来のアップデートで設定が元に戻ることはありますか？
A: ユーザーからの報告によると、Chromeのメジャーアップデート（バージョン番号の1桁目や2桁目が変わるような大きなアップデート）では、flagsの設定がリセットされることがあるようです。その場合は、再度同じ手順で設定を変更する必要があります。なお、Google Chrome のアップデートポリシーは変更される可能性があるため、最新情報は公式サイトでご確認ください。
Q: Macでも同じ手順で非表示にできますか？
A: はい、MacのGoogle Chromeでも同じ手順（chrome://flags/#tabstrip-combo-buttonにアクセスして「Disabled」に設定）で「タブを検索」ボタンを非表示にできます。Windows、Mac、Linuxなど、プラットフォームを問わず同じ手順が適用できます。
Q: モバイル版Chromeにも「タブを検索」ボタンはありますか？
A: 本記事で説明している「タブを検索」ボタンはデスクトップ版Chrome特有の機能です。筆者の確認した範囲では、Android版やiOS版のChromeでは、タブの管理方法が異なるため、この設定は関係ありません。ただし、モバイル版の仕様は頻繁に更新されるため、最新の正確な情報はGoogle公式サイトでご確認ください。
Q: flagsの設定変更は安全ですか？
A: Chromeのflagsページには「警告: これらの実験的機能は変更、中断、または削除される可能性があります。」と明記されています。基本的には一般ユーザーも利用できる設定ですが、自己責任で行うことが前提です。本記事で紹介している「Tabstrip Combo Button」の設定変更は比較的安全で、問題が生じた場合も「Default」に戻すだけで元の状態に復元できます。不安な場合は、Google Chromeのヘルプセンターで最新情報を確認するか、設定変更を行わないことをおすすめします。
Q: Chrome 136以外のバージョンでも同じ設定が可能ですか？
A: 複数のユーザーからの報告によると、この設定はChrome 132以降のバージョンで利用可能なようです。ただし、Chromeのバージョンによって設定項目の名称や場所が変わる場合があります。最新の正確な情報については、Google Chrome公式サイトのヘルプページをご参照いただくか、「chrome://flags/」ページで直接確認されることをおすすめします。
