Windows 11で突然Wi-Fiに繋がらなくなって、インターネットが一切使えない状態になっていませんか?
昨日まで普通に使えていたのに、今朝パソコンを開いたらWi-Fiマークに「×」が表示されている、利用可能なネットワークが表示されない、パスワードを入力しても「接続できません」と出る―こんな症状でお困りの方も多いでしょう。
安心してください。Windows 11でWi-Fiが繋がらない現象は、大型アップデート後に特に多発しており、設定やドライバーの一時的な問題が原因であることがほとんどです。多くの場合、段階的な確認と設定変更で確実に解決できます。この記事では、Wi-Fi接続を復活させる8つの対処法を詳しく解説します。
※ 多くの場合は「機内モードの解除」か「Wi-FiのON/OFF切り替え」で復旧します。まずは【対策①〜②】を先に確認してください。
Windows11でWi-Fiが繋がらない主な原因
Wi-Fi設定の問題
Windows 11でWi-Fiが繋がらない最も多い原因は、Wi-Fi機能そのものの設定が無効になっていることです。
特に、機内モードが有効になっていたり、Wi-Fi機能がオフに切り替わっていたりするケースが頻発します。また、省電力設定によりWi-Fiアダプターが自動的に無効化されることもあります。誤操作やキーボードショートカットの意図しない実行により、知らないうちに設定が変更されている場合が非常に多いです。
Windows 11では設定画面が変更されているため、Wi-Fi機能の状態が分かりにくくなっていることも原因の一つです。
Wi-Fiドライバーの不具合
ネットワークアダプタードライバーの問題も、Wi-Fi接続障害の主要な原因となります。
Intel、Realtek、Broadcom、Qualcommなどの無線LANドライバーが正常に動作していない場合、Wi-Fiネットワークの検出や接続処理が機能しなくなります。特に、Windows Update経由でドライバーが自動更新された後や、手動でドライバーを更新した直後に症状が現れることが多いのが特徴です。
古いドライバーとWindows 11との互換性問題や、破損したドライバーファイルが原因となるケースがほとんどです。
ルーターとの相性・設定競合
使用しているWi-Fiルーターとの相性問題や設定競合も、接続不良の原因となります。
特に、Wi-Fi 6(802.11ax)対応ルーターと古いPCとの組み合わせ、または新しいPCと古いルーターとの組み合わせで、プロトコルの不整合により接続が不安定になることがあります。また、ルーター側のファームウェア更新やセキュリティ設定変更により、既存の接続設定が無効化される場合もあります。
大型アップデート後の設定リセット
Windows 11の24H2や25H2といった大型アップデート後に、ネットワーク関連の設定がリセットされたり、ドライバーとの互換性問題が発生したりします。
アップデートによりWi-Fi接続プロファイルが削除されたり、新しいネットワークスタックとの相性問題で接続処理が機能しなくなることがあります。また、アップデート後のバックグラウンド最適化処理中は、一時的にネットワーク機能が不安定になる場合があります。
▶ 24H2 / 25H2アップデート後に起きやすい不具合や注意点は、
「Windows11 24H2 / 25H2アップデート完全ガイド」で詳しく解説しています。
今すぐできる!Wi-Fi復旧の対処法8選
対策① 機内モードの確認・解除
最初に確認すべきは、機内モードの状態です。
手順:
- Win + A でアクションセンターを開く
- 「機内モード」ボタンの状態を確認
- 有効になっている場合はクリックして無効化
- Wi-Fiアイコンが復活するかを確認
代替確認方法:
- 設定 → ネットワークとインターネット
- 「機内モード」の状態を確認
- オンになっている場合はオフに切り替え
機内モードが有効になっていると、すべての無線通信が無効化されます。
対策② Wi-FiのON/OFF切り替え
Wi-Fi機能自体を一度無効化してから再度有効化します。
手順:
- タスクバーのWi-Fiアイコンをクリック
- Wi-Fiボタンをクリックしてオフにする
- 10秒待機
- 再度クリックしてオンにする
- 利用可能なネットワークが表示されるかを確認
設定画面からの操作:
- 設定 → ネットワークとインターネット → Wi-Fi
- Wi-Fi機能のスイッチを一度オフ → オンに切り替え
この簡単な操作で、Wi-Fiアダプターがリセットされて接続が復活することがあります。
※ ノートPCでは Fnキー+Wi-Fiアイコンのキーで、Wi-Fiが無効になっている場合もあります。
対策③ パソコンとルーターの再起動
ネットワーク関連の一時的な問題をクリアするため、両方を再起動します。
パソコンの再起動:
- スタートメニュー → 電源 → 再起動
- 完全に起動するまで待機
- Wi-Fi接続状況を確認
ルーターの再起動:
- ルーターの電源を30秒間抜く
- 電源を再接続
- 全てのランプが安定するまで待機(2-3分)
- パソコンでWi-Fi接続を再試行
両方の再起動により、IP設定やキャッシュがクリアされて接続が改善されます。
対策④ Windowsネットワーク診断の実行
Windows 11の自動診断機能を使用して問題を特定・修復します。
手順:
- 設定 → ネットワークとインターネット → 詳細なネットワーク設定
- 「ネットワークのトラブルシューティング」をクリック
- 診断プロセスが完了するまで待機
- 検出された問題の修復を実行
代替方法:
- タスクバーのWi-Fiアイコンを右クリック
- 「ネットワークの問題の診断」を選択
自動診断により、多くの一般的な接続問題が自動的に修復されます。
対策⑤ Wi-Fiドライバーの更新・再インストール
ドライバーの問題を解決するため、最新版への更新または再インストールを実行します。
自動更新の手順:
- デバイスマネージャーを開く
- 「ネットワーク アダプター」を展開
- Wi-Fiアダプターを右クリック
- 「ドライバーの更新」→「自動的に検索」
例:Intel(R) Wi-Fi 6 AX201 / Realtek RTL8xxx など
再インストールの手順(推奨):
- 同じくWi-Fiアダプターを右クリック
- 「デバイスのアンインストール」
- パソコンを再起動
- Windows 11が自動的にドライバーを再インストール
メーカー公式ドライバー:
- Intel:Intel公式サイトから最新ドライバーをダウンロード
- Realtek:Realtek公式サイトから対応ドライバーを入手
手動でのクリーンインストールが最も確実性の高い方法です。
※ ここまでで直らない場合の“切り札”がネットワークのリセットです。
対策⑥ ネットワーク設定のリセット
Wi-Fi接続設定を完全にリセットして、クリーンな状態から再設定します。
手順:
- 設定 → ネットワークとインターネット → 詳細なネットワーク設定
- 「ネットワークのリセット」をクリック
- 「今すぐリセット」で実行
- 再起動後にWi-Fiネットワークに再接続
注意事項:
- 保存されているWi-Fiパスワードがすべて削除される
- VPN設定なども初期化される
- 再設定が必要になるが、問題の根本解決が期待できる
この方法は効果が高いですが、再設定の手間がかかります。
対策⑦ Windows Updateの確認・適用
ネットワーク関連の修正パッチを適用して、互換性問題を解決します。
手順:
- 設定 → Windows Update
- 「更新プログラムのチェック」をクリック
- 利用可能な更新をすべてインストール
- 「オプションの更新プログラム」も確認
- ドライバー更新が含まれている場合はインストール
重要性: Microsoft は定期的にWi-Fi接続に関する不具合修正をリリースしており、最新の更新で多くの接続問題が解決されます。
対策⑧ 省電力設定の変更
Wi-Fiアダプターの省電力機能が原因で接続が不安定になっている場合の対処です。
手順:
- デバイスマネージャー → ネットワーク アダプター
- Wi-Fiアダプターを右クリック → プロパティ
- 「電源の管理」タブを選択
- 「電力の節約のために、コンピューターでこのデバイスの電源をオフにできるようにする」のチェックを外す
- 「OK」をクリックして設定を保存
この設定により、省電力モードによるWi-Fi切断を防げます。
アップデート後に接続できない場合の特別対処
Windows 11の24H2や25H2といった大型アップデート後にWi-Fi接続問題が発生した場合は、一時的な設定リセットの影響である可能性があります。
アップデート後の一般的な症状:
- 保存されていたWi-Fiパスワードが消失
- ネットワークプロファイルの削除
- ドライバーの自動更新による不具合
対処の優先順位:
- Wi-Fi設定の再確認(機内モード、Wi-Fi ON/OFF)
- ネットワークへの再接続(パスワード再入力)
- ドライバーの更新確認
- 改善しない場合は上記の対処法を順次実行
アップデート直後の場合、基本的な設定確認で解決するケースが多くあります。
予防策とメンテナンス
Wi-Fi接続問題を防ぐため、日常的に以下の点に注意してください。
定期的な確認項目:
- Wi-Fiドライバーの更新状況(月1回程度)
- ルーターのファームウェア更新
- 省電力設定の状態確認
アップデート時の注意:
- 大型アップデート前にWi-Fi設定を記録
- アップデート後は接続状況を必ず確認
- 問題発生時は慌てず基本確認から開始
環境の管理:
- 複数のWi-Fiネットワークがある場合は優先順位を設定
- 使用しないネットワークプロファイルは削除
- セキュリティソフトのネットワーク保護機能の確認
通信や音声の不具合は、Windows11全体の不調が原因になっている場合もあります。
他の症状も含めて確認したい場合は、症状別に整理した以下のまとめ記事をご覧ください。
▶ Windows11の不具合まとめ|重い・フリーズ・再起動など症状別の完全対処ガイド
まとめ:Windows11でWi-Fiが繋がらない原因と解決法
Windows 11でWi-Fiが繋がらない問題は、多くの場合が設定の問題またはドライバーの不具合です。
まずは機内モードとWi-Fi機能の状態確認から始め、改善しない場合はドライバーの更新やネットワーク診断を実行してください。大型アップデート後の場合は、設定のリセットが原因である可能性が高いため、基本設定の再確認が効果的です。
なお、Wi-Fi接続問題以外にも、フリーズ・動作が重い・ブルースクリーン・起動が遅いなどの症状が出ている場合は、Windows11の不具合を症状別にまとめた記事もあわせて確認すると、根本的な解決につながりやすくなります。

