自宅に現れる巨大蜘蛛の正体とは？

たまに自宅で驚くほど大きな蜘蛛に遭遇することがありますよね。その姿を見た瞬間、「もしかしてタランチュラ？」と思ってしまう方も少なくないでしょう。蜘蛛が苦手な人にとっては、そのショックは想像を絶するものがあります。

でも、実際にこんな大きな蜘蛛に出くわしたら、どう対処すればいいのでしょうか？

この記事では、次の三つのテーマに焦点を当てて解説します。

日本に生息する代表的な大型クモ

日本に生息するいくつかの大型のクモを以下の表にまとめました。

名称	特徴	生息地
アシダカグモ	身体長が最大で約5cm、脚を含めると10cm近くにもなる。非常に大きく、夜行性で人間の住居にもよく侵入する。毒はない。	日本全国の住宅地や山間部
オオツチグモ	全長は約3cmで、淡褐色の体色が特徴。夜行性で、地表近くに生息。	日本全国の森林、草地、公園など
ジョロウグモ	体長は約2cm、脚を含めると5cm程度。金網状の美しい巣を作ることで知られる。	主に日本の本州、四国、九州の林間部や庭園
ハエトリグモ	小型ながらも鮮やかな体色を持ち、獲物を狙ってジャンプする狩りのスペシャリスト。	日本全国の住宅周辺や庭、公園など

日本の家庭でよく見かける大型の蜘蛛といえば、「アシダカグモ」が代表的です。

アシダカグモの特徴や特性の詳細は次のとおりです。

アシダカグモの見た目は多少怖いかもしれませんが、彼らは非常に役立つ益虫です。

家の中のゴキブリやハエを捕食することで、自然な害虫駆除助手として働きます。その迅速な捕食行動により、家の衛生状態を維持する手助けをしてくれるのです。実際、アシダカグモがいると、ゴキブリの数が格段に減少すると報告されています。

アシダカグモは、家庭内のゴキブリを捕食してくれるため、実は益虫としての役割を持っています。アシダカグモが活動する一連の流れは次のようになります：

このため、アシダカグモをわざわざ退治する必要はありません。むしろ、アシダカグモを退治することでゴキブリが増える場合が多いです。ゴキブリを効果的に駆除することで、アシダカグモも自然に去っていくことでしょう。

アシダカグモが家に入ってくるのは、主にゴキブリやハエなどの獲物を追い求めてのことです。よくある侵入経路は以下のとおりです。

これらの侵入経路にフィルターやネットを設置することでアシダカグモの侵入を防ぐことができます。ホームセンターで手に入る害虫対策グッズを活用するのも良いでしょう。また、水回りは蜘蛛が好む場所でもあるため、流し台や浴室、トイレなどの水周りの清掃と管理を徹底することが重要です。

ホームセンターまたはオンラインで購入可能なおすすめフィルターは次のとおりです。

商品名	特徴	価格
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スターフィルター：フレーム付き換気扇フィルター	フィルターがたるまず、取り付けやすく見た目もスッキリ	約3,000円 2枚セット
パッと張るだけ：使い捨てタイプ換気扇フィルター	取り替え簡単、手間いらずでお手入れ簡単	300円～