この記事でわかること
- Windows 11 24H2に対応するCPUをIntel・AMD・Qualcomm別に一覧で確認できる
- 今使っているPCが対応しているかどうかを3分で調べる手順がわかる
- 非対応だった場合の現実的な対処法がわかる
⚠️ 2026年10月13日に24H2のサポート期限が迫っています。
Windows 11 24H2は2024年10月にリリースされた大型アップデートですが、すでに後継バージョン「25H2」もリリース済みです。「今さら24H2に上げるべきか?」と迷っている方も多いと思いますが、まず自分のPCのCPUが対応しているかを確認することが第一歩です。
なお、Windows 11 24H2と25H2の全体像・違いについては「Windows11 24H2 / 25H2完全ガイド|出てこない原因と対応CPU」もあわせてご覧ください。
Windows 11 24H2の基本システム要件
CPUの基本要件
Windows 11 24H2では、CPUについて以下の要件が設定されています。
| メーカー | 対応世代・シリーズ | 主な条件 |
|---|---|---|
| Intel | 第8世代(Coffee Lake)以降 | 64ビット・1GHz以上・2コア以上 |
| AMD | Ryzen 2000シリーズ(Zen+)以降 | 64ビット・1GHz以上・2コア以上 |
| Qualcomm | Snapdragon 850以降 | ARM64アーキテクチャ対応 |
ポイント: 1GHz以上で動作する64ビット対応の2コア以上のプロセッサが必要です。これは24H2に限らずWindows 11全体の共通要件でもあります。
24H2で強化された要件
24H2では以下の2点が特に強化されています。
① セキュリティ要件の厳格化 TPM 2.0の搭載が必須で、以前より厳格にチェックされるようになりました。またSecure Boot機能が有効である必要があります。
② AI処理能力の推奨 CopilotなどのAI機能を快適に使うには、NPU(Neural Processing Unit)搭載CPUまたは十分な性能のGPUが推奨されます。NPU非搭載でも基本機能は利用可能ですが、一部のAI機能は制限されます。
📌 25H2との対応CPU要件は共通です。 24H2対応のCPUであれば、25H2にも対応しています。
→ Windows11 25H2対応CPU一覧【2026年版】
対応CPU一覧【Intel・AMD・Qualcomm別】
Intel対応CPU一覧
| 世代 | 代表モデル例 |
|---|---|
| 第8世代(Coffee Lake) | Core i3-8100、i5-8400、i7-8700、i7-8700K など |
| 第9世代(Coffee Lake Refresh) | Core i5-9400、i7-9700K、i9-9900K など |
| 第10世代(Comet Lake / Ice Lake) | 全モデル対応(i3-10100〜i9-10980XE) |
| 第11世代(Tiger Lake / Rocket Lake) | 全モデル対応 |
| 第12世代(Alder Lake) | 全モデル対応(P-core/E-coreハイブリッド) |
| 第13世代(Raptor Lake) | 全モデル対応 |
| 第14世代(Raptor Lake Refresh) | 全モデル対応(NPU搭載モデルでAI機能フル活用) |
非対応: 第7世代以前(Kaby Lake、Skylake など)は公式対応外です。
AMD対応CPU一覧
| シリーズ | 世代 | 備考 |
|---|---|---|
| Ryzen 2000シリーズ | Zen+ | 最小対応ライン |
| Ryzen 3000シリーズ | Zen 2 | 全モデル対応・7nmで高効率 |
| Ryzen 4000シリーズ | Zen 2(モバイル) | 全モデル対応 |
| Ryzen 5000シリーズ | Zen 3 | 全モデル対応・IPC大幅向上 |
| Ryzen 6000シリーズ | Zen 3+ | 全モデル対応・統合GPUでAI強化 |
| Ryzen 7000シリーズ | Zen 4 | 全モデル対応・5nmで最高パフォーマンス |
| Ryzen 8000シリーズ | Zen 4/4c | NPU搭載でAI機能フル活用 |
非対応: Ryzen 1000シリーズ(Zenアーキテクチャ)は公式対応外です。
Qualcomm対応CPU一覧
| モデル | 主な搭載デバイス |
|---|---|
| Snapdragon 850 | 一部WindowsタブレットPC |
| Snapdragon 8cx シリーズ | Surface Pro X 他 |
| Microsoft SQ1 / SQ2 / SQ3 | Surface Pro X シリーズ |
ARM系CPUは電力効率と軽量性が強みで、Surface Pro XなどのMicrosoft製デバイスを中心に採用されています。
📌 25H2の詳細なCPU対応状況はこちら
→ Windows11 25H2対応CPU一覧【2026年版】Intel・AMD別完全ガイド
現在のCPUの確認方法【3つの手順】
方法1:システム情報での確認(最も簡単)
最も手軽な方法です。
Windowsキー + Iを押して「設定」を開く- 左メニューから「システム」を選択
- 「詳細情報」をクリック
- 「デバイスの仕様」セクションの「プロセッサ」欄を確認
例:Intel(R) Core(TM) i7-12700K と表示 → 第12世代Intel Core、対応OK
方法2:コマンドプロンプトでの確認(中級者向け)
より正確な情報を取得したい場合はこちら。
Windowsキー + Rを押して「ファイル名を指定して実行」を開くcmdと入力してEnterを押す- 以下のコマンドを入力してEnter
wmic cpu get name
CPUの詳細なモデル名が表示されます。
方法3:PC Health Checkアプリでの総合確認(推奨)
Microsoft公式が提供するアプリで、CPUだけでなくTPM 2.0やSecure Bootの状況も含めて一括確認できます。
- Microsoft公式サイトから「PC Health Check」アプリをダウンロード
- アプリを起動し「今すぐチェック」をクリック
- Windows 11対応状況が一覧表示される
- 非対応の場合は具体的な理由も表示される
方法3が最もおすすめです。 CPUだけが問題なのか、TPMが問題なのかを正確に切り分けられます。
非対応CPUでの対処法と回避策
CPUが要件を満たさなかった場合の現実的な選択肢を整理します。
対処法1:Windows 10の継続利用(最も安全)
焦って無理にアップグレードする必要はありません。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| メインサポート期限 | 2025年10月14日(終了済み) |
| 拡張セキュリティ更新(ESU) | 2028年まで有償提供 |
現在のPCを安定して使い続けたい場合は、ESUを活用しながらハードウェア更新のタイミングを計るのが現実的です。
📌 24H2のサポート期限詳細はこちら
→ Windows11 24H2サポート期限2026年10月13日まで!移行準備ガイド
対処法2:ハードウェアアップグレード・PC買い替え
根本的な解決策です。
CPU交換の場合に確認すべきこと:
- マザーボードとのソケット互換性
- 電源容量の余裕
- 冷却システムの対応
PC買い替えを検討する目安:
- 現在のPCが5年以上経過している
- 複数の要件(CPU・TPM・RAM)が非対応
- 業務用途でパフォーマンス不足を感じている
対処法3:レジストリ編集による回避(上級者向け・自己責任)
⚠️ 注意: この方法はMicrosoft公式サポートの対象外です。システムの安定性・セキュリティに影響する可能性があります。自己責任でお試しください。
Windowsキー + R→regedit→ Enter- 以下のパスに移動:
HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\Setup\MoSetup - 右クリック → 「新規」→「DWORD(32ビット)値」を作成
- 名前:
AllowUpgradesWithUnsupportedTPMOrCPU - 値を
1に設定
将来のアップデートで問題が生じる可能性があるため、長期利用には向きません。
CPU以外の重要システム要件
CPUが対応していても、以下の要件も満たす必要があります。
| 項目 | 最小要件 | 推奨(24H2) |
|---|---|---|
| メモリ(RAM) | 4GB | 16GB以上(AI機能利用時) |
| ストレージ空き容量 | 64GB | 128GB以上 |
| セキュリティチップ | TPM 2.0(必須) | ― |
| ファームウェア | UEFI・Secure Boot対応 | ― |
| グラフィック | DirectX 12・WDDM 2.0 | NPU搭載CPU or DirectX 12対応GPU推奨 |
特にTPM 2.0はPC Health Checkで非対応と出る最も多い原因の一つです。BIOSから有効化できる場合もあるため、まずは設定を確認してみてください。
24H2アップデート時の注意点とトラブル対策
アップデート前の準備チェックリスト
□ CPUが対応リストに含まれている
□ TPM 2.0が有効になっている
□ Secure Bootが有効になっている
□ ストレージの空き容量が128GB以上ある
□ 最新のドライバがインストールされている
□ 重要データのバックアップが完了している
□ 使用中のソフトウェアの互換性を確認済み
よくあるトラブルと対処法
① インストール途中で止まる
- 原因:ストレージ容量不足、古いドライバとの競合
- 対策:不要ファイル削除、ドライバの事前更新
② アップデート後に動作が重くなった
- 原因:古いソフトウェアとの非互換性
- 対策:ソフトウェアを最新版に更新
📌 24H2の不具合・トラブルはこちらを参照
→ Windows11 24H2の不具合まとめ!対処法を解説
③ ブルースクリーン(BSOD)が発生した
- 原因:ハードウェア非互換、ドライバ問題
- 対策:セーフモードでの起動、システムの復元
📌 ブルースクリーンの詳細対処法
→ Windows11 24H2ブルースクリーン解決法7選!
→ Windows11のブルースクリーン原因と対処法|エラーコード別に完全解説
トラブル発生時の復旧手順
- システムの復元: 設定 → システム → 回復 → システムの復元
- 以前のビルドに戻す: 設定 → Windows Update → 詳細オプション → 回復
- クリーンインストール: Windowsインストールメディアを使った完全再インストール
📌 25H2へのアップデートで失敗した場合はこちら
→ Windows11 25H2更新失敗を解決する完全ガイド
よくある質問(FAQ)
Q1. Windows 11 24H2はいつリリースされましたか?
A. 2024年10月にリリースされました。2026年現在は安定版として広く配布されており、Windows Updateを通じて自動提供されています。なお、後継バージョン「25H2」もすでにリリースされています。
Q2. 第7世代Intel Coreは本当に使えませんか?
A. 公式には対応外です。レジストリ編集で動作させることは可能ですが、公式サポート対象外となり、将来のアップデートで問題が生じる可能性があります。長期使用を考えると、対応CPUへの交換またはPC買い替えが安心です。
Q3. AMD Ryzen 1000シリーズは使えますか?
A. 公式対応外です。一部モデルでは非公式な方法でインストール可能な場合がありますが、安定性・セキュリティの観点からRyzen 2000シリーズ以降へのアップグレードをお勧めします。
Q4. NPU(ニューラルプロセッシングユニット)がないCPUでもAI機能は使えますか?
A. 基本的なAI機能は利用可能です。ただし、CPU/GPUで処理するため速度が低下し、一部の高度なAI機能は制限されます。ノートPCの場合はバッテリー持続時間にも影響します。
Q5. Windows 10からのアップデートは無料ですか?
A. Windows 10の正規ライセンスをお持ちであれば、Windows 11(24H2含む)への無料アップデートが可能です。ただしハードウェア要件を満たしている必要があります。
Q6. TPM 2.0が搭載されていない場合はどうすればいいですか?
A. 以下の順で確認・対処してください。
- UEFI/BIOSの設定で「TPM」または「fTPM」が無効になっていないか確認し、有効化する
- マザーボードがTPMモジュール追加に対応している場合は別途購入・取り付ける
- 上記が難しい場合は、新しいPCへの買い替えが最も現実的です
Q7. 仮想マシンでWindows 11 24H2は動作しますか?
A. 以下の条件を満たせば動作可能です。
- ホストOSのCPUが対応していること
- 仮想TPM 2.0を有効化すること
- UEFIブート設定にすること
- 十分なメモリ(8GB以上推奨)とストレージを割り当てること
VMware、Hyper-V、VirtualBoxなど主要な仮想化ソフトウェアで対応しています。
まとめ:Windows 11 24H2 CPU対応の完全理解
この記事の要点をまとめます。
| チェック項目 | 内容 |
|---|---|
| Intel 対応ライン | 第8世代(Coffee Lake)以降 |
| AMD 対応ライン | Ryzen 2000シリーズ(Zen+)以降 |
| Qualcomm 対応 | Snapdragon 850以降 |
| 確認ツール | PC Health Checkアプリ(推奨) |
| 非対応の場合 | Win10継続利用 or ハードウェア更新 |
| その他必須要件 | TPM 2.0、Secure Boot、64GB以上のストレージ |
2026年10月13日に24H2のサポートが終了します。 対応CPUを確認し、問題なければ早めにアップデートするか、または25H2への移行を視野に入れて準備を進めることをおすすめします。
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